天と地の光、恩恵者であるアッラーに讃えあれ。審判の日の称賛の旗手である我々の敬愛するサイードゥナ・ムハンマドに祝福と平安がもたらされますように。
タリーカ・カルカリヤ（霊性教育の道）は、しもべをイフサンの境地に至らせ、礼拝とビジョンにおいて自らを達成できるようにすることを目的としている： 「あたかもアッラーを見たかのように、アッラーを崇拝すること」［サヒーフ・アル・ブハーリー］、道（スルーク）と神聖な知識（マーリファ）において、生涯を宇宙の主であるアッラー（リラー）のために捧げることである。私たちは、シャリアのあらゆる掟の背後には、精神的な秘密と、しもべが主のもとへ戻り、主以外のすべてを忘れることを可能にする光があると固く信じているからです。アッラーの慈悲深き御言葉に従えば： 「慈悲深き御方、だから御方について知識のある者（専門家＝khabîr）に尋ねなさい。こうして、道楽者は、ナフではなく精神を通してアッラーへの礼拝に入り、ナフが浄化され、高貴な人格に飾られ、神への欲求が高まり、創造主へと更に引き寄せられるのである。
タリーカ・カルカリヤは、ムハムマドの光が流れる道であり、これは敬虔な先人たち（サラフ）と現代の人々を結ぶ、その伝達の連鎖の信憑性の証明である。この道の伝達の連鎖は、特にアブ・ハッサン・アシュ・シャディリー師（アッラーのご加護あらんことを）を経由して、最愛の者、サイドゥナ・ムハンマドに遡る。イマーム・アブド・アッラー・イブン・アル・ムバラクは、「伝達の連鎖（イスナード）は宗教の一部であり、もしイスナードがなければ、誰もが好きなことを言うだろう」と述べている。アッラーへの道における伝授の連鎖が有効であることの印の中には、その道の中にムハムマドの光が流れているという事実がある。このような伝授の連鎖に自らを縛り付ける者は誰でも、主からの絶え間ない助けを得るとともに、主の光のビジョンを得ることができる。光のない連鎖については、霊的な教育がなくても祝福を引き出すことができる。
これに加えて、タリーカ・カルカリヤの特異性は、言葉（アクワル）、行い（アフアル）、状態（アフワル）を通してスンナに従うこと、また、霊的開放（ファース）を素早く達成することにある。実際、この道では、志願者はアッラーの恩恵のみによって、速やかに霊的開放を得ることができる。この祝福された道の始まりは、タウィード・アル・ジャムの意味を知るために、最愛の者の光の中に身を置くことであり、その終わりは、アッラーの至高の御名（イスム・アッラー・アル・アダム）を知ることに他ならない。
この道は、歓喜（jadhb）と道（suluk）の間、消滅（fana）と糧（baqa）の間にあり、志願者は消滅と糧（baqa）の状態に同時にある。この道における昇華は、イスム・アル・ジャーミィの様々な段階における昇華と同様に、果てしないものである。この道にはいくつかの学派が集まっており、各志願者は渇きを癒す源をこの道に見出す。シェイク・シディ・モハメド・ファウジー・アル＝カルカリ（アッラーが彼の秘密を聖別されますように）は、このことについて次のように述べている： 「私たちのタリーカは、目覚めたヴィジョンのタリーカである。ヴィジョンを見ない者は、私は彼のシェイクではないし、彼は私の弟子でもない。
しかし、この道の主な目的は、人々をアッラーに到達させ、直接の視覚を通してアッラーの知識に到達させることであり、また人類間の愛と平和を促進することである。この道は、被造物を創造主と和解させる手段である。その目的はまた、弟子を情熱とエゴ（ナフス）の束縛から解放することである…しかし、弟子がこのタリーカの基本的な規則、すなわち、自分を低くして他人を大きくすることを自分に適用する場合にのみ、これらすべてが可能となる。自分を低くする者、他者を完全なものとして見る者は、自分の悪行が減り、恩恵が増え、自分の光が強まることにも気づくだろう。